法人同士での情報交換がカギ 南山城学園が「FUKUSHI meets!」に出るわけ(PR)

2018年1115 福祉新聞編集部
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南山城学園と岩下さん(左)と佐々木さん

 一般社団法人 FACE to FUKUSHI(フェイストゥーフクシ)は2019年3、4、5月に東京と大阪で、福祉就職フェア「FUKUSHI meets!」 を開催する。現在、出展する法人を募集中だが、例年すぐに埋まるという。一体それはなぜなのか。実際に毎年出展している(福)南山城学園の採用担当者である佐々木明子さんと、学生として参加経験のある同学園新人職員の岩下智哉さんに話を聞いた。

 

 

(就職フェアの詳細はコチラ

 

 

――南山城学園はフェイストゥーフクシが主催する就職フェアに初期の頃から参加しています。どういう経緯で参加したのでしょうか。

 


南山城学園法人本部事務局企画広報課の佐々木さん

 

佐々木さん(以下敬称略) たまたま同じ部署で採用にかかわる上司がフェイスブックで知ったのがきっかけです。

 

 調べると、社会福祉法人とNPO法人の若手経営者が「福祉の魅力を学生に伝えたい」という志で立ち上げていて、非常に熱気が伝わってきた。それで、上司が「東京でこんなのあるけど、参加してみよう」と出展が決まりました。

 

――それから毎回出展されていますよね。効果があるということですか。

 

佐々木 実績でいうと、今年4月に採用した新卒の学生20人のうち、半数以上がこのフェアに来てくれています。

 

 中には実習生に声を掛けたケースもあるのですが、かなり満足いく結果が出ています。

 

――岩下さんもこの就職フェアに参加されたと伺いました。どうしてでしょうか。

 

南山城学園に今年入職した岩下さん

 

岩下さん(以下敬称略) 一般的な就職フェアより気軽に若手の職員から職場の雰囲気が聞けそうだなと思ったので参加しました。スーツも禁止とあったので、緊張せずに色々と話を聞けると思って。

 

 また、出展法人のブースごとの仕切りもなかったので、私は当法人も含めて7法人ほど話を聞くことができました。周りを見渡しても、参加者はたくさんブースを回っていた印象があります。

 

――多くの法人の中から南山城学園を選んだ決め手は何だったのでしょう。

 

岩下 私は大学で心理学を学んでいて、障害のある人の就労支援に興味がありました。

 

 それで、もともと当法人のインターンシップに参加したこともあり、ある程度職場の環境を知ることができました。

 

 しかし人生の進路を決める就職活動ですので、ほかの法人の話も聞いたんです。それでもやはり当法人の印象が強く残り、最終的に本命になりました。

 

 受験者の倍率は高く、実際に内定をもらったときは本当にうれしかったですね。

 

今年6月の就職フェアには岩下さんもブースに立った

 

――新卒採用に苦戦する法人は少なくない中で、倍率が高いというのは驚きです。南山城学園は障害者や高齢者、子ども分野の事業所を幅広く運営しており、職員は700人以上に上ります。採用に向けた法人の体制はいかがでしょうか。

 

佐々木 法人では年に数回、法人の見学会を開いているのですが、来場者は200人に上ります。そのうち、受験して頂けるのが80人。内定を出すのは20人です。

 

 採用に関わる職員は5人で、企画から、広報、研修まで幅広く携わっています。

 

 もっとも意識しているのは法人のことを「見せる」のではなく「魅せる」ということですね。

 

 当法人の磯彰格理事長は全国社会福祉法人経営者協議会の会長でもありますが、求職者が必ずしも知っているかというと、そうではありません。また、法人の歴史をPRしたところで、学生にはあまり響かないような気がします。

 

――「魅せる化」ですか。福祉業界で有名でも、簡単に人は採れないのが現状なのですね。岩下さんは就職活動している際に、心に残ったポイントはありますか。

 

岩下 当法人はパンフレットがとても印象的でした。写真や図をふんだんに使ったとてもオシャレなデザインで、1日の仕事の流れや職員インタビューなどが掲載されていたんです。

 

 また、年齢ごとのモデル賃金や福利厚生などの情報が具体的に数字で載っていたのがよかったですね。

 

 多くの法人は「ワークライフバランスを重視しています」とうたってはいますが、本当のところは分からないので、安心につながりますよね。

 

 後で知ったのですが、デザインはプロのデザイナーに発注、中身についても法人の若手職員に意見を聞いた上で作成したと聞いて、納得しました。

 

「年齢ごとのモデル賃金などの情報が具体的に載っていたのがよかった」と岩下さん

 

――そこまで細かい点にこだわっているんですね。できることは何でもやるという意気込みが伝わってきます。

 

佐々木 もちろん地道な採用活動もしていますよ。積極的に実習生を受け入れていますし、大学で講義する施設長もいますので、大学1年生から就職に向けたアプローチをしています。

 

 さらに例年10人以上の中途採用もありますので、さまざまな情報に敏感でなければなりませんし、別の法人に就職した人とのつながりも大切にしています。

 

 採用はすべての職員の協力なくして成り立ちません。

 

――最初からそうした意識は法人として持っていたのでしょうか。

 

佐々木 少しずつブラッシュアップしてここまでたどり着いたと言っていいかもしれません。

 

 例えば、フェイストゥーフクシの就職フェアでは、主催者が定期的に参加法人に呼び掛け、交流会を開いてくれているんですよ。

 

 それぞれの法人の採用戦略や実績などを共有する機会になっていて、これがとても貴重なんです。その都度よい実践を取り入れてきました。

 

 最近はほかの出展法人にアドバイスを求められることも増えましたね。出展している法人同士のコミュニティーの強さこそが大きな魅力かもしれません。

 

「FUKUSHI meets!」は学生と法人ともに参加するメリットがある

 

――採用活動にも理念のようなものが必要なのかもしれませんね。

 

佐々木 当法人は採用活動を通して、世の中に福祉の仕事の価値をどのように伝えられるかを常に考えています。

 

 人材を使い捨てる業界に未来はありません。この思いはきっと、就職フェアの主催者や出展法人とも共通しています。

 

 ぜひ、福祉の未来のため、就職フェアに参加して盛り上げてほしいです。今後も若者に支持され、活性化する業界を目指して、一緒に頑張りましょう。

 

 

 

■出展法人募集■

 現在、就職フェアに参加する社会福祉法人とNPO法人を募集中です。詳しくはホームページ (https://f2f.or.jp/meets/ )または電話(06-4799-0108 )で。締め切りは11月30日。

 

 

一般社団法人FACE to FUKUSHI

TEL:06-4799-0108

MAIL:fair-apply@f2f.or.jp

WEB:https://f2f.or.jp

 

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