佳子さまも最新機器などご覧に 情報アクセシビリティ・フォーラムを開催

2015年1222 福祉新聞編集部
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聴覚障害者のスポーツについて説明を受けられる紀子さま、佳子さま、石野理事長(左から。写真提供=全日本ろうあ連盟)
聴覚障害者のスポーツについて説明を受けられる紀子さま、佳子さま、石野理事長(左から。写真提供=全日本ろうあ連盟)

 全日本ろうあ連盟(石野富志三郎理事長)は12・13両日、情報機器などを展示する「情報アクセシビリティ・フォーラム2015」を東京・秋葉原で開き、延べ約1万人が参加した。

 

 初日の式典には秋篠宮妃紀子さま、次女の佳子さまが出席され、紀子さまは手話とスライドを用いて約18分間講演された。式典後、お二人は展示会場に移られ、聴覚障害者団体の活動を紹介するパネルや最新の情報機器などをご覧になった。

 

 情報アクセシビリティとは「必要な情報やサービスにすぐに、いつでも、誰でも利用できること」。障害のある当事者の立場からこの言葉を発信し、広く知ってもらうことが展示会の狙いだ。

 

 13年11月の初開催から2回目となる今回は、手話言語条例を制定した鳥取県(13年10月8日成立)、北海道石狩市(同12月16日成立)がブースを出すなどした。

 

 市町村として全国初の同条例制定となった石狩市は、小中学校での手話出前講座の模様を映像で紹介。同市障がい支援課の担当者は「ろう者ではなく市民のための手話であることを条文上明確にした点が本市の特長だ」などと説明した。

 

手話出前講座の模様を紹介する石狩市のブース

手話出前講座の模様を紹介する石狩市のブース

 

 また、会場の一画に特別展を設け、手話言語条例を持つ自治体(11月現在で3県と19市町)の取り組みをパネルで展示した。

 

 16年4月に障害者差別解消法が施行されることを踏まえた取り組みも進んでいる。

 

 聴覚障害者が手軽に映画を楽しめるよう字幕を専用のめがねに映す技術(経済産業省の実証実験済み)を体験できるブースは、大勢の人でにぎわった。

 

 NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター(東京)の担当者は「16年4月から徐々に劇場でこの技術が導入される見込みだ」と説明した。

 

字幕の映るめがねを掛けて映画を観る人

字幕の映るめがねを掛けて映画を観る人

 

 このほか、音声を文字に、文字を音声に変換できる無償アプリケーション「こえとら」(今年2月に実用化)のブースでは、技術開発した総務省所管の研究機関職員がスマートフォンで実演。手話ができない人でも簡単に意思疎通できる点をアピールした。

 

 

 

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