衣服のバリアフリーを 大妻女子大でファッションショー

2016年0421 福祉新聞編集部
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障害のある3人(手前)がモデルを務めた

 大妻女子大は3月26日に大妻講堂(東京都千代田区)で、障害があっても着られる衣服のファッションショーを開催した。家政学部の大網美代子講師の研究の一環として実施したもので、ショーには大学生と身体障害のあるモデルが出演した。

 

 大網講師によると、身体障害者が着る衣服は、既製品が合わない場合は個別にオーダーすることが多いため、価格が高く、デザインの選択肢も少ない。通常の衣服をリフォームすることもある。

 

  ショーでは、「SHINE」(輝き)などをテーマに、家政学部被服学科の演習授業で学生らが制作した衣服を披露。上着の側面にファスナーをつけて大きく開 けるなどの工夫が施されていた。モデルは同大の学生18人のほか、身体に障害のある3人が務めた。ショー後、埼玉県総合リハビリテーションセンターに通っ ているというモデルの女性は「華やかな場所にも行けるすてきなデザインの洋服でした」と笑顔を見せた。

 

 ショーは、ものづくりを通した教育的視点と女子大生の感性を生かした商品開発を目的とした授業の一環で、13年度から実施。これまでは関係者だけの招待だったが、今年から一般公開した。

 

 今回披露された衣服の一部は一般販売も検討する。大網講師は「障害があっても着やすい衣服は、誰でも着やすいということ。衣服のバリアフリーという社会的課題があることを今後発信していきたい」と話している。

 

 

 

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