【熊本地震】岩手県の災害派遣福祉チームが初出動 東日本大震災の経験生かす

2016年0517 福祉新聞編集部
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”さしより”とは”とりあえず”という熊本弁だ

 岩手県からは、専門職で構成する「災害派遣福祉チーム」が4月28日から熊本に入っている。益城町の交流情報センターに「福祉相談コーナー」を設け、自立生活に向けたサポートを行う。

 

 同チームは、東日本大震災を契機に発足し、達増拓也・岩手県知事が本部長を務める。出動は初めて。チームに参加するには、3日間の研修などを受講することが必要だ。熊本地震での志願者は240人に上り、第1陣として県庁や県社会福祉協議会の職員、現場で働く社会福祉士、ケアマネジャーなどが現地入りし、支援体制を整えた。

 

 5月5日から現地入りした第3陣は介護、ケアマネ、障害者、子ども分野で働く5人。

 

 (福)豊心会(釜石市)で障害者のケアプラン作成などをしている藤原伸哉さんは、東日本大震災で被災。全国から駆けつけた専門職ボランティアと共に、障害者の安否確認などを行った経験を持つ。「当時、本当にありがたかったので、今回は自分も何かしたいという思いで熊本に来た」と話す。

 

 第3陣のリーダーは、(福)つくし会(一関市)のデイサービスで生活相談員をしている高田光雄さんが務める。高田さんによると、「子どもがストレスを抱えている」「障害があるため環境になじめない」などの相談が多く寄せられているという。

 

 高田さんは「今後、避難所の統合や仮設住宅への引っ越しによる精神的な疲労や、生活困窮者への支援ニーズが増えるのでは」とみる。「ソーシャルワークの視点も念頭に各専門分野を生かし、避難者が自立できるよう支えたい」と語った。

 

 

 

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