長野県の特養がトレーニングセンターを運営 会員は1400人

2016年0518 福祉新聞編集部
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温泉プールは赤ちゃんから高齢者まで利用する

 長野県東御市の社会福祉法人みまき福祉会(倉澤隆平理事長)が運営する「ケアポートみまき」は、保健・医療・福祉の総合施設として、地域住民にとってなくてはならない存在になっている。

 

 みまきは日本財団が推進する地域福祉創造プロジェクト「ケアポート事業」の補助を受け、2007年に全国初の個室ユニット型特別養護老人ホーム(定員50人、現在66人)として開所。その際、建物内に介護予防や健康づくりの拠点「温泉アクティブセンター」と「市立みまき温泉診療所」「身体教育医学研究所」が設置された。

 

 その後もヘルパーステーションや訪問看護ステーション、デイサービスセンターなどを次々開設。15年にはデイサービス利用者のリハビリや地域住民の体力づくりのためのトレーニングセンター(トレセン)も併設した。

 

 特に、法人の収益事業として運営する温泉センターは3種類のプールがあり、赤ちゃんから高齢者まで1日平均400~500人が利用している。会員数は市人口の4%に当たる約1400人に上る。また、トレセンにはエアロバイクなど30台以上の機器があり、1日30~40人が利用。サッカー教室などで連携している北信越サッカーリーグ所属のアルティス東御の選手も通っている。

 

 多くの人が通う魅力は、健康運動指導士や理学療法士、看護師、栄養士など専門職が年齢や体調など個々の状態に適した運動プログラムを提供していること。プール会員(1カ月)が大人5670円、子ども2808円など民間のスポーツクラブに比べ安いことに加え、何より住民同士のコミュニケーションの場、憩いの場として定着していることがある。

 

 「温泉センターの年間予算は1億円余り。もう少し会員を増やし収益を上げたい」と荒井昭成・法人本部事務局次長は話す。

 

 同じ建物内に保健・医療・福祉機関があり、さまざまな専門職がワンストップで対応してくれるケアポートみまき。その存在は、健康で安心して暮らしたいという地域住民の願いをかなえる核になっているようだ。

 

 

専門スタッフがアドバイスする

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