高齢者虐待の背景に業務過多 介護職の組合がアンケート

2016年0823 福祉新聞編集部
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村上久美子 NCCU副事務局長

 UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)が介護職員などを対象に高齢者虐待防止アンケートを行ったところ、虐待の原因は「業務負担が多い」「仕事上のストレス」「人材不足」が上位に挙げられた。虐待の背景に職員の業務過多があることがうかがえる結果となった。

 

 アンケートは6~7月にNCCUのホームページで行われ、348人が回答。4日に結果が公表された。

 

 高齢者虐待の研修について「不十分」「どちらかといえば不十分」が半数近くを占め、「会社や法人に虐待防止マニュアルがあるか分からない」が22%、「虐待の通報先を知らない」が19%あった。

 

 自由記述では「虐待の一番の原因は過密労働にある」「事業所の都合が優先され全体的に倫理観が軽視されている」などの意見が寄せられた。NCCUは「職員は虐待を自分の隣り合わせの問題と考えている。問題意識は高い」としている。

 

 またNCCUが毎年行っている就業意識実態調査(4000人対象、回収率74%)の速報では、新設の質問の回答をみると、直前の仕事は約7割が介護業界以外だった。介護の仕事をする前後のイメージの違いは「一時金や昇級額が低い」「精神的疲労がある」などが多かった。介護の仕事を続けたいかでは、5割以上が「現在の職場で同じ職種で続けたい」と答えた。

 

 NCCUは介護従事者が会社や職種に関係なく集まる職業別労働組合。全国に9支部あり組合員6万5307人(8月3日現在)。

 

 

 

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