高校生が保育体験 「福祉の心育てて」と20年目に

2016年0907 福祉新聞編集部
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お別れ会で園児から似顔絵を受け取る高校生たち

 千葉県松戸市の社会福祉法人さわらび福祉会が運営する野菊野保育園(皆藤久美子園長)が毎夏開講している「高校生保育体験サマースクール」が今年で20回目を迎えた。

 

 スクールは「高校生が園児と触れ合うことで福祉の心を育ててほしい」という思いを込めた福祉教育活動として1996年に開始。今回参加した4人(2年生男子1人と3年生女子3人)を含め、これまでに120人超が参加している。

 

 スクールは4日間の日程で開催。初日の開校式で子どもへの接し方や抱き方などを学んだ後、0歳児を除くクラスに配属され、担当保育士の指導の下、子どもと一緒に遊んだり世話をしたりする。毎日、園特製の体験ノートにその日の出来事や感想を書き、担当保育士からアドバイスをもらう。最終日には、園児とのお別れ式や、修了証書が授与される閉校式が開かれる。

 

 体験を終えた高校生からは「最初は顔を覚えてくれるか不安だったけど、『お姉ちゃん先生』と呼んでくれ、思った以上に心を開いて打ち解けてくれた」「保育士になるのが夢。楽しさだけでなく大変さも分かり、参加して本当に良かった」などの声が聞かれた。

 

 また、皆藤園長からは「子どもの中に入るにつれ、みなさんの表情が変わっていった。この体験を今後の進路に生かしてほしい」などの言葉が贈られた。

 

 スクールを企画した和田泰彦・副理事長は「松戸市はこの4月に待機児童ゼロを達成したが、保育施設の増設と保育士確保が課題になっている。スクールを始める時は保育士確保に役立つとは考えなかったが、120人を超える参加者のうち、本会に就職した8人だけでなく、多くが市内の保育所で働いている。20年続けるのは大変だったが、本当に良い取り組みになったと思う」と話している。

 

 

 

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