熊本に全国初のバリアフリー仮設 益城町で障害者が年越し

2017年0112 福祉新聞編集部
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おだやかにお茶を飲む作本さん

 「ようやく落ち着いた生活を取り戻しています」。2016年4月の熊本地震で避難生活を送る作本誠一さん(50)は、熊本県益城町にあるバリアフリー対応の仮設住宅で年越しを迎えた。

 

 10代の時に建築現場での事故で頸椎を損傷し、首から下がまひしている作本さんは地震前、実家で会社員の弟と2人暮らしだった。

 

 ところが、築100年ほどの自宅は全壊。病院や高校、障害者施設など移転を7回も余儀なくされた後、ようやく11月から今のバリアフリー仮設へ入居できたという。

 

 このバリアフリー仮設は全6戸の長屋型で、全国で初めて造られた。間取りは2DK(37平方㍍)で、扉の幅は広く、トイレや浴室への段差もない。

 

170109仮設年越し03

トイレの段差はない

 地震前まで作本さんは、自宅で過ごすか、家族と買い物に行くことが多かった。

 

 しかし、避難生活の時に自立生活を支援する団体に出会ったことで、同町内の在宅の障害者を支援したい意欲が湧いてきたという。

 

 正月は姉夫婦や親類も含め総勢20人に上る毎年恒例の大宴会に参加した。

 

 「皆で穏やかに過ごすことがいかに幸せか身に染みた。地震をきっかけに、人間関係も広がったし、今年は新しいことにチャレンジする1年にしたい」と語った。

 

バリアフリー仮設の外観

バリアフリー仮設の外観

 

 

 

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