おしゃれな牛革製 「障害者手帳カバー」が評判

2017年0519 福祉新聞編集部
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縫い上げ用の目打ちをする利用者

 千葉県柏市のNPO法人Next―Creation(中尾康弘理事長)の障害者多機能型事業所I’llbe(あいびー)が製造・販売している牛革製の障害者手帳カバーが、おしゃれで使いやすいと評判を集めている。

 

 手帳交付時にもらう塩化ビニール製カバーが破れたり、傷ついたりしたまま使っている人は多い。「申請すれば交換してもらえるが、交通機関の乗車時に開示するなど頻繁に使う人が多い。それならばおしゃれで長持ちするカバーを自分たちで作ろうと思った」と中尾理事長は製造のきっかけを話す。

 

 たまたま、友人に皮革製品メーカーの社長がおり染色・裁断した牛革を仕入れられたことや、デザイナー経験者が職員に採用されるといった出会いもあり、カバーづくりは本格化。将来は会社として製造・販売することを目指し、オリジナルブランド「SLOWLY AND SURELY」を立ち上げた。

 

「SLOWLY AND SURELY」の革製カバー。
首からぶら下げられるフック付き

 

 カバーは、手帳の四つ折りサイズ(約104ミリ×74ミリ)とバスの乗車カードなどが入る見開きタイプで、市販のストラップを付けて首からぶら下げられるフック付き。大人から子どもまで使えるようシンプルなデザインにした。
 利用者はメーカーが染色・裁断した部品をのり付けしたり、目打ちして縫い上げたり、切断面をコーティングする。その姿は職人そのものだ。

 

 材質やデザインの良さが認められ、カバーは今年1月に千葉県などが主催する「はーとふるメッセ・オブ・ザ・イヤー」の非食品部門で大賞を受賞。「頒価は3500円と高いが、品質には自信がある。平均7000~8000円の工賃を増やすためにも、今後は一般向け製品を作るなど、ブランド力を高めていきたい」と中尾理事長は話している。

 

 

 

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