重度障害者らが働くハンバーガー店 営業日増やしアピール(横浜)

2017年0901 福祉新聞編集部
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メニューを広げ注文を取る人たち。職員が付き添うことも

 「できたてのハンバーガーをどうぞ」。車いすに乗った重症心身障害者らが働く飲食店がこのほど、営業日を増やした。障害者の街中での暮らしを分かりやすく発信することが狙い。聴覚障害者、知的障害者なども働くハンバーガー店として、地域住民とつながることを強化する。

 

 店の名前は地域活動支援センター「こそあど ぐるん」(小川恵美所長、横浜市南区)。東洋一とも言われたアーケードで有名な弘明寺(ぐみょうじ)商店街から徒歩圏内の閑静な住宅街にある。

 

 2011年4月から社会福祉法人横浜共生会(村松紀美枝理事長)が火・金・土曜の午前11時~午後2時に営業してきたが、今年7月13日からは木曜も店を開けている。

 

期間限定のランチセットは550円

 

 「工賃を上げたいし、もっと発信したい」と話すのは小川所長。年間の売り上げは100万円超、働く障害者の平均工賃は月額5000円台。宅配にもさらに力を入れようとチラシ配りなどに忙しい日々という。

 

 現在、13人が同センターに利用登録しているが、そのうち7人が重症心身障害者。22~36歳の比較的若い人が通い、注文取り、配膳などにいそしむ。たんの吸引など医療的ケアの必要な人もいるため、看護師がいる。 

 

 徒歩で通うダウン症の渡邉謙太さん(22)は「お給料をためてお母さんを守りたい」と話し、厨房で手際よく調理する。耳の聞こえない人とは写真や絵で意思疎通を図る。

 

 住宅街にあり、客層は比較的年配の人が多いという同店。店内には地域交流スペースもあるため、講習会などに活用してもらったりしている。

 

 手芸品などを展示するコインロッカーのような貸しスペース(委託販売)もあり、人が出入りする仕掛けは豊富だ。

 

 小川所長は「『ぐるん』とは『つながる』という意味。多くの人に来てもらいたい」と話している。

 

 

 

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