インテリアデザイン大賞 福祉施設が初めて受賞(沖縄・楓葉の会)

2017年1004 福祉新聞編集部
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椛の室内。地域に開放し子どもを自由に遊ばせることもできる

 国内の優れたインテリアデザインを表彰する「JID AWARD2017」が9月22日に都内で開かれ、大賞に社会福祉法人楓葉の会(沖縄県)の障害者施設が選ばれた。日本インテリアデザイナー協会の主催。

 

 同賞の開催は59回目で、福祉施設の受賞は初めて。今年は全国から136点の応募があり、書類審査や現地審査を行った。

 

 同会が17年4月、沖縄市内に建てた「椛」は、知的障害や発達障害がある人を対象に生活介護や就労継続支援B型事業を行う施設。広さは200平方メートルで、総工費は9000万円。

 

 特徴は、利用者の安全と体力向上を両立させる空間づくりだ。幅の異なる階段や滑り台、全面で磁石が使える壁などを設置することで、自然に利用者の機能訓練につながるよう設計。1階にはトイレやシャワー室、2階には相談スペースもあり、設備基準も満たしている。

 

 施設は地域に開放し、子どもを自由に遊ばせることもできる。島粒希施設長は「コンサートの開催などさまざまな依頼が舞い込んでおり、思った以上の反響がある。今後ますます地域との壁をなくしていければ」と話す。

 

 受賞式には設計した(株)イチデザイン(沖縄県浦添市)の一之瀬暁洋さんが出席。「デザインだけでなく、法人の取り組みも含めた全体的な部分で評価を頂けたと思う」とあいさつした。

 

 同賞選考委員長の米谷ひろし・多摩美術大准教授は「管理的な発想ではなく、利用者にも楽しんでもらうという観点でつくられた空間。福祉施設という固定概念を超えた点が評価された」と話す。

 

 このほか、部門賞には長崎県のギャラリースペース「OYANE」や、京都府のエルメス祇園店などが選ばれた。

 

 

 

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