小学生も民生委員に 市内の全校目指す(天草市社協)

2017年1005 福祉新聞編集部
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育てた花を贈る子ども民生委員

 熊本県の天草市社会福祉協議会(中村五木会長)が、市内の小学生を「天草市子ども民生委員」として委嘱する取り組みを2年前から進めている。現在、市内の約半数の小学校に通う子どもが委嘱を受け、地域の高齢者に対する見守り活動などを行っている。

 

 取り組みは、子どもたちにも地域社会の一員としての自覚を持ってもらおうと始めた。 市の教育部局とも連携して活動するのも特徴だ。山田功・同市社協地域福祉係長は「子どもたちの福祉活動が地域を元気にするという思いもある」と話す。

 

 現在、市内の小学校の約5割に当たる10校(894人)が取り組んでおり、2019年度中に全小学生の委嘱を目指している。厚生労働大臣が委嘱する民生委員と異なり、子ども民生委員は同市社協会長名で委嘱する。

 

 交付式には中村会長が出向くとともに、独自に作成した「子ども民生委員信条」を一緒に読み上げる。続けて認知症サポーターの養成講座も受講。晴れて委嘱されると、子ども民生委員のバッヂがもらえる。

 

 活動内容は学校の方針によってさまざまだ。授業に大人の民生委員を招いて地域の一人暮らし高齢者の家がどこか分かるマップを作る学校もあれば、地域のサロンを訪問する学校もある。また、民生委員とともに70歳以上の高齢者の家を訪問して、育てた花を贈った学校もある。

 

 活動の効果について福本壯一・同社協常務理事は「子どもの意識が変わったと地域からの評判も上々。また保護者にも民生委員の存在を知ってもらうことで、より地域の課題を拾うことができれば」と話す。民生委員が減少傾向にある中で、将来の担い手不足の解消にも期待を寄せている。

 

 

 

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