「回復できる病気だよ」 厚労省が渋谷で依存症啓発イベント

2018年0315 福祉新聞編集部
    • このエントリーをはてなブックマークに追加
渋谷でクイズなど交えながらアピールした

 厚生労働省は4日、アルコールやギャンブルなどの依存症を正しく理解してもらうため、芸能人を招いた啓発イベント「誤解だらけの依存症」を東京・渋谷ハチ公前で行った。「意志の弱い人がなる」「一生治らない」といった認識は誤りで、「誰でもなりうる回復可能な病気だ」とアピールした。

 

 ステージには父親がアルコール依存症だったという女子プロレスラーのダンプ松本さんが登場。自らもパチンコに依存した時期があったと告白し、「話すことを我慢している人は多いと思うが、恥ずかしいと思わないで」と語った。

 

 漫才コンビ「パックンマックン」は○か×か答えるクイズを織り込んだ漫才で依存症の実態を紹介。精神科医の松本俊彦さん(国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部長)は、「依存症の人や家族が安心して話せる場所が最も必要だ」と解説した。

 

 アルコールやギャンブルなどの依存症は、自助グループによる回復支援が各地で広がっている。一方、公的な支援体制はぜい弱で、厚労省は17年度中に全都道府県・指定都市で専門医療機関や相談拠点を設置するよう予算を拡充した。

 

 18年度は障害保健福祉部精神・障害保健課に「依存症対策推進室」を設ける。同課の担当者は「普及啓発はこれまでも行ってきたが、こうしたイベントをするのは初めて」と話している。 

 

 

 

(福祉関連書籍)

 

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)
スーザン・フォワード
講談社
売り上げランキング: 830

 

この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。
イースト・プレス (2017-12-07)
売り上げランキング: 3,370

 

知りたい! ソーシャルワーカーの仕事 (岩波ブックレット)
木下 大生 藤田 孝典
岩波書店
売り上げランキング: 15,171
    • このエントリーをはてなブックマークに追加