障害者が作る秘伝の味「蒸しまん屋」 商店街活性化に一役(京都)

2018年0314 福祉新聞編集部
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上京ワークスの利用者が接客する

 二条城や晴明神社に近い京都市の堀川商店街に、近所の人や観光客に人気の「蒸しまん&カフェ まんまん堂」がある。社会福祉法人京都ワークハウスの障害者就労継続支援B型事業所「上京ワークハウス」(藤井嘉子所長)が営み、今年でリニューアル10周年を迎える。

 

 まんまん堂は、手作り蒸しまんのテイクアウト専門店として2004年にオープン。08年10月に商店街の空き店舗を借り、カフェスペースを備えた店に生まれ変わった。

 

 蒸しまんは「多くの事業所でやっているパンやクッキーと違う食品を作りたい」という思いで、中国残留孤児から作り方を教わってスタート。その後、独自の工夫を重ねた。

 

 製造場所は、徒歩2分の上京ワークハウス。利用者4人と職員1人が、鳥取県から取り寄せた大山牛乳を混ぜた皮をこねて伸ばし、秘伝の味付けをした具材を包み蒸し上げる。1週間で製造できるのは300個。それをまんまん堂で温めたり、冷凍し宅配したりする。

 

 作っているのは、豚肉・玉ネギがメインの「肉まん」、豚肉・白菜・春雨入りの「菜まん」、十勝産粒あんを油で炒めた「あんまん」(各100円)など。季節ごとに桜まんや栗まんなどの変わりまんも作る。小さめながら、具材がたっぷり入っておいしいと評判で、多い日には50個売れるという。

 

 蒸しまんに匹敵する人気が1杯280円のコーヒーと1食650円のランチだ。特にランチは毎日25~30人が来店するほどで、近所の人の憩いの場になっている。

 

 「16年に北野天満宮の近くに2号店をオープンした。今後の課題は、製造量を増やしていくことと、いま平均1万4000円の月額工賃を増やすこと」と言う藤井所長。「利用者がいきいきと働ける場はもちろん、地域の人がつながれる場にしていきたい」と話す。

 

 「元気満々、やる気満々」から名付けられたまんまん堂。空き店舗が増え、来客が減少している堀川商店街の活性化にもなっているようだ。 

 

10周年を迎えるまんまん堂

 

 

 

 

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