防災意識、高めよう 子ども食堂で非常食を試食
2018年03月20日 福祉新聞編集部
埼玉県越谷市の越谷こども食堂で11日、地域の子どもや高齢者らが非常食を食べ、東日本大震災を忘れずに防災の意識を高めるイベントが開かれた。NPO法人地域こども包括支援センター(野口和幸理事長)の主催。
同日は梅わかめご飯やチキンライスなど4種類の非常食(アルファー米)を試食した。企業から備蓄品の入れ替えに伴って提供されたという。作り方はお湯か水を入れるだけ。お米はふっくらして味もしっかりついており、参加者は想像以上のおいしさに「普通の食事としてもおいしく食べられる」「食べ物がない震災時だったらもっとおいしく感じるはず」と話した。
続いて宮城県出身の児童文芸作家・光丘真理さんが、津波被害にあった子どもたちの実話をもとにした絵本「タンポポ~あの日をわすれないで」を朗読。小学2年の男の子は「震災の話は聞いたことあるけど、こんなに怖いことだったとは思わなかった」と話した。
同食堂では夕食を提供するほか、制服をリユースしたり伝統文化を子どもに伝えたりする活動も行っている。野口理事長は「こども食堂を地域のコミュニティーや防災の拠点にしたい。困ったらこども食堂に行けばいいと思ってくれたら」としている。
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