カゴメと障害者B型事業所が共同開発 トマトパッツァやスムージー販売

2018年0413 福祉新聞編集部
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首藤健治・副知事にパフェなどを提供する利用者ら

 知的障害者が働く喫茶店として2014年4月にオープンした就労継続支援B型事業所「すかいはーと」(津阪静香・所長、神奈川県藤沢市)はこのほど、県産の野菜などを使ったメニューを大手食品メーカーのカゴメ(株)と協働で開発した。県などが横浜市内で3月17・18日に開いたイベント「みんなあつまれ」の会場で販売を始めた。4月以降、同店のメニューに入れる予定という。

 

 販売したのはタラや三浦産のキャベツなどを使った「トマトパッツァ」(400円)と、県が独自開発したかんきつ類を使った「湘南ゴールドスムージーパフェ」(300円)。注文を受けてすぐに提供できるよう手順を簡素化した。2日間でそれぞれ109食、376食売れたという。

 

 津阪所長は「利用者は準備段階からやる気満々で、みんなが一つになれた」と話し、共に販売したカゴメの安藤康洋・営業企画担当課長は「障害者施設と組むのは初めて。今年1月から何度も話し合いを重ねて楽しかった」と振り返る。

 

 カゴメとの協働は県が仲介。県は3月14日、未病(健康と病気の間の状態)を改善する取り組みや県産農畜水産物の販売・活用などで連携するため同社と包括協定を締結。連携テーマの一つに共生社会を掲げ、県内の障害者施設とのメニュー開発・販売を盛り込んだ。

 

イベント「みんなあつまれ」の会場

 

 スポーツ・芸術を体験する場や飲食店が並んだ「みんなあつまれ」は、2016年7月に発生した県立障害者支援施設「津久井やまゆり園」(相模原市)での殺傷事件を踏まえ、「共生」の理念を広げるために開かれた。17年10月に開く予定だったが、台風のため一部延期された。

 

 

 

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