障害者アート後押し 活動推進法が成立

2018年0619 福祉新聞編集部
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全会一致で可決した

 障害者によるアートを広めることを目指す「障害者文化芸術活動推進法」が5日、衆議院本会議で全会一致で可決、成立した。国に対し、障害者芸術を後押しする基本計画の作成を求めることなどが柱。同法は超党派による議員立法で、公布と同時に施行される。

 

 同法は基本理念として、(1)文化芸術活動の促進(2)芸術性の高い作品の創造に対する支援強化(3)地域での作品発表の促進ーーを掲げた。その上で、国に対して障害者の芸術活動を推進する基本計画を策定するよう義務付けた。

 

 また、障害者が芸術を鑑賞する機会を増やすよう、音声や手話による説明を促進。障害者が福祉施設や学校で芸術を創造するための環境整備も盛り込まれた。さらに障害者作品の所有権や著作権など権利に関する契約締結の指針を作成するよう求めている。

 

 また政府が、関係省庁で構成する障害者文化芸術活動推進会議を設けるよう定めた。学識経験者で構成する障害者文化芸術活動推進有識者会議も設ける。

 

コメント

久保厚子・東京オリンピック・パラリンピックに向けた

障害者の文化芸術活動を推進する全国ネットワーク会長

 

 これまで各地域や施設などでほそぼそと活動してきた障害者アートがもっと広がることが期待される。今は都道府県の予算規模もばらばらで、地域ごとに温度差があるのが現状だった。

 

 それに伴い作品の著作権について、もっと施設は意識を変える必要があるだろう。今後作成される指針が当事者の権利に寄り添ったものになればと思う。

 

 同法をきっかけに、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けた機運が一層高まる。ネットワーク加盟の27団体は一致団結して、アクションを起こしていきたい。

 

 

 

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