(福)天竜厚生会が65歳に定年延長 正職員1200人のうち60人が対象

2018年0820 福祉新聞編集部
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 天竜厚生会(山本たつ子理事長、静岡県)は、正規職員の65歳定年制度を2019年4月から導入する。現在の60歳定年を5年間延長するもの。高い技術力を有した職員の長期就労が可能になるとともに、人材不足解消の一端を担うことにもなる。

 

 同法人の正規職員数は1200人弱。このうち、今年度をもって定年を迎える職員と、継続雇用シニア制度(60歳時の給与の58%査定で雇用を延長する制度)で働く職員合わせて60人弱が対象になる。その全員との面談の結果、少なくとも半数以上は雇用継続を希望しているという。

 

 処遇については、給与水準は60歳時を上限とし、賞与は支給係数の半分とする。昨年度までに退職した職員は対象外。定年延長に併せて、継続シニア雇用制度は廃止する。

 

 人件費は大幅に膨らむ見通しで、継続シニア雇用制度導入時と比べて1億円以上増え、人件費率では65~67%で推移する見込みだ。

 

 法人によると、定年延長を本格的に検討し始めたのは昨年4月から。ここ数年、新卒採用希望者は減少傾向にあり、採用計画を達成するのに苦心しているのが要因だ。実際、同法人における4年制大学の新卒者を対象にした採用1次試験受験者の人数で比較すると、4~5年前は100人弱だったのに対し、昨年度は50人弱と半減している。

 

 定年延長により、長年培った技術力がある職員に対し、主に給与面でモチベーションを保ったまま就労継続してもらうことができ、法人全体の離職率改善にもつながる。村瀬勇総務部長は「人材不足対策という意味合いが強いが、法人の理念を理解した職員が長く働いてくれることになる。これが、法人にとって最大のメリットではないか」と制度導入へ期待を寄せた。

 

 

 

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