児童養護施設の学生ら 加藤厚労大臣と語る

2018年0821 福祉新聞編集部
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加藤厚労大臣(中央)に思いを語った学生ら

 児童養護施設で暮らす高校生や退所した大学生が3日、厚生労働省を訪れ、加藤勝信大臣を前に施設での実体験や将来の夢、大学進学に向けた思いを語った。その上で、同じ境遇にいる子どもたちに向け、「目標となる憧れの人を見つけ、将来の夢を持つきっかけにしてほしい」と提言した。

 

 一般財団法人教育支援グローバル基金(東京)の人材育成事業の一環で訪問。親との死別や虐待など、さまざまな事情で児童養護施設に暮らす高校生と、卒業とともに退所した大学生の計8人が参加した。

 

 青山学院大生の長谷真由子さん(19)は中学生の時に母を亡くし、姉や弟と児童養護施設に入所。当初は大学進学を考えていなかったが、英語が得意だった母に憧れて通訳者を目指し進学を成し遂げた。「大学に入るまでの一連の過程を通して、諦めないことの大切さを学んだ。未来は自分で切り開けると気付いてほしい」と力強く語った。

 

 埼玉県立久喜北陽高校の藤本翔さん(18)は小学生の時に施設でいじめを受けた経験から、同様のつらい状況に悩む子どもに寄り添える児童養護施設の職員になる夢を語った。

 

 加藤厚労大臣は「次世代のために皆さんが新しいロールモデルになると期待しています」とエールを送った。厚労省、文部科学省、内閣府の職員らも同席し、学生らの意見に耳を傾けた。

 

 

 

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