栄養士・調理師・障害者がチームで競う 日清医療食品 料理コンテスト

2018年0914 福祉新聞編集部
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チームの2人に確認しながら盛り付ける鈴木さん(左)

 栄養士、調理師、障害者の3人チームで一汁三菜を作る料理コンテストが8月31日、広島市内で開かれた。全国5300カ所以上の福祉施設や病院の厨房業務を受託する日清医療食品(株)が、調理技術の向上などを目的に毎年開いているもの。今回は初の試みで、同社で働く障害者約800人から支店ごとに選ばれた16人が出場した。

 

 社長賞を受賞した中部支店の選手に選ばれたのは、特別支援学校卒業後4年目で知的障害のある鈴木光江さん。普段は長野県のケアハウス佐久だいらの調理補助員として、野菜の下処理や盛り付けなどを担当している。

 

 

 

 鈴木さんの参加に際しチームの岩﨑菜摘さん(うすだコスモ苑栄養士)と池田貴道さん(シルバーランドきしの調理師)らは、鈴木さんが作れる献立を1品入れようと計画。竹取物語を題材に、かぐや姫の十二単をイメージしたデザート「三色求肥」を任せ、3人で2カ月練習を重ねた。

 

 2時間半の競技が始まると鈴木さんは、求肥作りに着手。メレンゲ作り、調理器具洗い、盛り付けなど休む間もなく動いた。この間、岩﨑さんと池田さんは「あせらなくていいよ」など優しく、丁寧な指示でサポートした。

 

 「入社当時は食器洗いや掃除しかできなかったが、今回、初めて調理して自信になった。調理師を目指したい」と鈴木さん。その顔は希望に満ちていた。

 

 障害者が厨房で働くことについて中園忠雄・中部支店長は「施設のメニューは毎食違い、食材も盛り付けもそのつど違う。個々の障害特性に応じ現場で丁寧に教えることが大切」と話している。

 

 

 

 

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