”白根だるま“が人気 年の瀬で製作急ピッチ(横浜)

2018年1221 福祉新聞編集部
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酉の市に出した白根だるま屋台

 社会福祉法人白根学園(横浜市、飛鳥田一朗理事長)の障害者生活介護事業所「風の丘」(定員60人)は、縁起物のだるまを作り、酉の市やだるま市で販売している。キリリとしつつも優しい顔の「白根だるま」のファンは多く、製作が追いつかない人気ぶりだ。

 

 だるま作りは42年以上前、白根神社のだるま市がなくなったことを惜しむ地域の声に応え、「地域に恩返ししたい」という思いで始まった。職員が職人から習った技術を、障害者ができる工程に分けて伝承している。

 

 小さなだるまは、紙製卵パックなどを細断、水を加え粘土状にし、型抜き後、下塗り、上塗り、顔を描いて完成。大きなだるまは、石こう型に紙を幾重にも貼り付け、乾燥後、切断、貼り合わせて形を作る。

 

 1号(500円)から15号(1万8000円)のほか、干支だるまなど、15人の利用者が紙の細断、粘土作り、下塗り・上塗りを担当。顔は専門職員が描くが、おにぎりだるまは全工程を利用者が担うオリジナル製品だ。

 

手前中央が利用者オリジナル、おにぎりだるま

 

 同学園がだるま製作をしたことで、白根神社のだるま市も41年前に復活。今では金刀比羅大鷲神社の酉の市や、1月28日の林光寺のだるま市でも販売されるようになった。今年は三の酉(11月1、13、25日)まであり、2月から作りためた200個が酉の市だけでほぼ完売。今はだるま市に向け、急ピッチで製作を進めている。

 

 「年間売り上げは70~80万円。障害者は重度・高齢化、顔描きができる専門職員は1人だけと、製作が追いつかないのが現状。だるま作りができるのも住職や神主、地域の支えがあってこそ。専門職員を増やし、白根だるまを守り続けたい」と鈴木透・施設長は話している。 

 

 

 

 

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