障害者虐待、過去最多の2618件〈17年度調査〉

2019年0116 福祉新聞編集部
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 2017年度に全国の自治体などが確認した障害者への虐待が、前年度より98件多い過去最多の2618件と厚生労働省は12月26日、発表した。被害者は346人増の3544人で、1人が家族の虐待で死亡した。

 

 2618件のうち、福祉施設の職員らによるものは前年度より63件多い464件で最多を更新。被害者は666人で男性が66%、知的障害者が71%を占める。

 

 事業所種別では障害者支援施設が116件(25%)で最も多く、次に多いのが「共同生活援助(GH)」で87件(19%)だった。都道府県別でみると大阪(59件)が最多で、千葉(36件)、愛知・神奈川(いずれも32件)が続いた。

 

 虐待の類型(複数回答)は、身体的虐待が57%、暴言などの心理的虐待が42%、性的虐待が14%だった。

 

 一方、家族や親族ら養護者による虐待は、前年度と比べると19件増の1557件。職場の雇用主らによる虐待は、16件増の597件だった。 

 

 日本障害者虐待防止学会の小山聡子理事長は本紙の取材に「入所施設やGHでの虐待数が多いのは、閉じられた環境下で、職員が障害特性を理解して支援することを難しくする構造的課題もある」とコメントした。

 

 

 

 

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