認知症の人が接客する「注文をまちがえる料理店」 厚労省食堂で

2019年0312 福祉新聞編集部
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認知症の女性スタッフから接客を受ける根本大臣(左)と小泉議員(右)

 たとえオーダーや配膳を間違っても、「ま、いいか」と寛容な心で受け止める――。

 

 認知症の人が接客係を務めるレストラン「注文をまちがえる料理店」が4、5日の2日間限定で、厚生労働省内の職員向け食堂で開かれた。

 

 働く認知症の人の姿を通して認知症への理解を深めてもらおうと、一般社団法人注文をまちがえる料理店が企画。同様の取り組みは全国各地で展開されており、同法人主催では3回目になる。

 

 調理はプロの料理人が担当。2日間で、50代から90代までの認知症の人約20人が接客を担った。都内の介護施設などを通じて希望者を募った。

 

 スタッフは手際よく注文を取り、運ぶ料理を間違えないように何度もテーブルを確認するなどして一生懸命に接客をこなし、訪れた厚労省職員たちは笑顔で見守っていた。

 

 4日の夜営業では、根本匠・厚労大臣や小泉進次郎議員らが訪れ、7人の認知症スタッフが笑顔で出迎えた。根本大臣は注文通りに届いた麻婆豆腐セットを食べながら、認知症スタッフとの交流を深めた。

 

 80代の女性スタッフが根本大臣の肩もみを始める場面もあり、根本大臣も思わずニッコリ。お返しとばかりにスタッフの肩をもみ、会場はあたたかい雰囲気に包まれた。

 

 接客を終えた認知症スタッフは「楽しかった」「全然緊張しませんでしたよ」と満面のスマイルだった。

 

 

 

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