子ども同士の性的問題732件 全国の児童養護施設などを初調査〈厚労省〉

2019年0514 福祉新聞編集部
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 厚生労働省は4月26日、2017年度に全国の児童養護施設などで把握された子ども同士による性的問題が732件あったとの調査結果を公表した。加害者、被害者を含め当事者となった子どもは1371人だった。子ども同士の性的問題の実態調査は初めて。

 

 厚労省は同日、都道府県などに未然防止に関する通知を出した。先進的な取り組み事例を紹介したほか、子どもが安心して生活を送れるよう施設の小規模化・地域分散化や、里親委託を進める方針を改めて明記した。

 

 施設などで暮らす子ども同士の性的な問題があることはかねて指摘されていた。施設職員による行為は自治体への報告義務があるが、子ども同士の性的な問題は報告義務がなく、把握が進んでいなかった。

 

 調査は今年1月~2月、全国の児童養護施設、児童相談所などにある一時保護所、里親やファミリーホームなどで実施。回収率は50~80%台だった。

 

 性行為のほか、身体的な接触を伴わない「入浴時に再三裸を見る」「裸を撮影する」などの事案、具体的な行為や被害内容があいまいな事例も対象に含めた。

 

 厚労省は「数字だけが独り歩きしてはいけない」とし、詳細な分析を進める方針だ。

 

 

 

 

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