365日休まず運営 親子で一緒に夕食も(ナーサリースクールあおば・大阪)

2019年0531 福祉新聞編集部
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 大阪府岸和田市に本部がある社会福祉法人阪南福祉事業会(永野孝男理事長)は4月から、企業主導型保育園「ナーサリースクールあおば」を開設した。365日無休で運営し、親子で夕食を取ることもできるのが特徴。永野理事長は「時代のニーズに合わせた保育園を目指す」と話す。

 

 あおばの定員は80人。このうち契約を結んだ4社による枠が40人で、地域枠が40人。このほか、病児保育や一時預かりも行う。

 

 開所時間は午前7時から午後8時。2階建て、中央に吹き抜けもある、デザイン性の高い園舎だ。英会話やダンスなどプログラムも充実している。

 

デザイン性が高く広々とした内部

 

 同法人は、認定こども園6カ所、児童養護施設3カ所、児童心理治療施設、児童家庭支援センターを運営しており、職員は350人に上る。児童養護施設の建て替えを検討する中で、子育て世代の職員をサポートしようと、企業主導型保育園を新設する案が浮上したという。

 

 「新設するからには、時代のニーズに合致しないと意味がない」と話す永野理事長。そこで職員の中から施設横断で8人ほど開設準備プロジェクトチームを編成した。その結果、「働く人を支えるサービスにしよう」という方向性が決まった。

 

 そのため、あおばでは年中無休で運営することを決定。西田幸市園長は「さすがに週1回は家庭で過ごすようお願いしますが、日曜や年末年始も働くなど、どんな働き方をしているケースでも受け入れるつもり」と話す。

 

 また、子どもの昼食だけでなく、朝食や夕食も準備する。夕食は食事用の部屋で保護者と一緒に取ることもできる。そのため、食事の部屋は外階段からそのまま入れる設計になっている。 

 

 

ナーサリースクールあおばの外観

 

 

 「仕事で疲れすぎてご飯の準備がしんどい日だってある。そのときは、あおばで子どもとご飯を食べて、帰ったら寝るだけ。そんな日があってもよいのでは」(西田園長)。

 

 一方、同法人が運営する児童家庭支援センターや子育て広場は今後、あおばの隣に移転予定で、今後連携も可能となる。

 

 1933年に創設した同会はもともと戦後に孤児の受け入れからスタート。67年には地域の繊維産業で働く母親を支えるため、国と交渉して、現在の延長保育制度を実現した過去も持つ。

 

 永野理事長は「地域社会のニーズに応える、という法人の原点を忘れないようにしたい」と話している。

 

 

 

 

 

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