富山の黒部市社協、LINEで無料の福祉相談 市民からの質問に自動回答

2019年0625 福祉新聞編集部
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 富山県の黒部市社会福祉協議会はこのほど、無料通信アプリ「LINE」(ライン)を活用し、市民からの福祉に関する質問に自動で応答する「くろべふくし知恵袋」の試験運用を開始した。利用料は無料。担当者は「地域の福祉相談のプラットフォームをつくりたい」と意欲を示している。

 

 利用は、ラインでアカウントを登録し、メッセージを送れば、自動で回答される仕組み。例えば、「保育所の申し込みはいつ」と打ち込めば、毎年10月に市の広報に掲載されると自動で回答。また、「親の介護で相談したい」と送ると、地域包括支援センターの電話番号が表示される。このほか、「子どもが寝ない」などの子育て相談にも答える。

 

LINEの画面

 

 運用に先立ち同社協は3月、質問項目を考えるワークショップを開催した。保育・障害・高齢分野など市内すべての社会福祉法人や地域住民、民生委員も巻き込み、生活者目線で想定質問を検討した。

 

 こうして集めた質問は現在600件に上る。答えられなかった質問については、地域での公益的な活動として社会福祉法人の専門職が定期的に集まり、運用を改善する。

 

 同市の人口は約4万2000人。同社協による調査では市民の8割がスマートフォンを持っており、60代でも半数以上に上る。

 

 担当した小柴徳明・同社協総務課長補佐は「市民の暮らしを支えるプラットフォームを提供できれば。将来的には、あらゆる地域ニーズの集約や、ラインを通じた情報提供も考えられる。地域福祉の在り方が大きく変わる可能性もある」と期待を膨らませた。

 

 

 

 

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