〈東京パラまで1年〉「心束ねる」メダルを公開 ユニホームも披露

2019年0902 福祉新聞編集部
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聖火リレーのユニホームを着た、左から石原さとみさん、サンドウィッチマンの伊達みきおさん、富澤たけしさん

 8月25日に発表された金・銀・銅のメダルは、表裏ともに「扇」をモチーフにしたデザイン。「人々の心を束ね、世界に新たな風を吹き込む」との思いが込められている。

 

 表面にはパラリンピックのシンボルマークと点字で「TOKYO2020」と表記。裏面には扇骨の間に左から岩、花、木、葉、水を描き、日本の自然を表現した。凹凸があり、触ってデザインを感じられるようにした。

 

 扇を束ねる「要」は「人種や国境を越えて、人々の心を一つに束ねてくれるアスリート自身」を表している。

 

 大会史上初の試みで、メダルの側面に円形のくぼみ(金は一つ、銀は二つ、銅は三つ)を施し、視覚障害者が触って何色のメダルかが分かるような工夫も凝らした。

 

東京パラリンピックのメダル左から銀・金・銅(上は表面、下は裏面)

 

 重量は金が526グラム、銀は520グラム、銅は430グラム。使用済み携帯電話など小型家電から抽出した金属からつくる。メダルはオリ・パラ合わせて約5000枚用意する。

 

 デザインは214件の応募があり、博報堂プロダクツのデザイナー、松本早紀子さん(30)の作品が選ばれた。

 

デザイナーの松本さん

 

 式典後の記者会見で松本さんは、「このような大きな、歴史的な大会で、選手の方々が目指す努力の証のようなメダルをデザインできる機会をいただけたことは大変光栄」と喜びを語った。

 

 デザインに当たり、「日本らしい」「選手が主役」「どんな人でも手に取って楽しんでもらえる」ことを重視したという松本さん。「アスリートの胸に、たくさんの方の思いがこもったメダルが輝く姿を楽しみにしています」と笑顔で話した。

 

 また、入賞者(1位~8位)には、美濃手すき和紙を使用した表彰状が贈られる。

 

テーマは「光」 聖火ユニホーム

 

 東京パラリンピックの聖火リレーでランナーが着用するユニホームデザインも披露された。聖火リレー公式アンバサダーで女優の石原さとみさん、お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおさん、富澤たけしさんがユニホーム姿で登場した。

 

 パラリンピック聖火リレーのコンセプト「あなたは、きっと、誰かの光だ」に基づき、白地に光をイメージした黄色の市松模様をあしらった。

 

 ファッションブランド「N.HOOLYWOOD」を設立したデザイナー、尾花大輔さん(45)が監修。全国から集められた聖火がつながっていく様子や、ランナーの熱意などを表現した。

 

 式典ではこのほか、日本障がい者スポーツ協会日本パラリンピック委員会の鳥原光憲会長が毎年8月25日を「ジャパンパラリンピックデー」とすることを宣言。大会の機運盛り上げに加え、閉会後もパラスポーツへの関心・理解を広げたいとしている。

 

 東京パラリンピックは来年8月25日から9月6日までの13日間、22競技が行われ、史上最多の約4400人の選手が参加する予定。

 

 聖火は47都道府県で採火される。聖火リレーは来年8月18日~25日、東京、埼玉、千葉、静岡の4都県で実施。3人1組で走る。リレー走者の募集方法などは今秋に決まる予定だ。 

 

 

 

 

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