社会的養護で育った子を支援 「若者おうえん基金」寄付を呼び掛け 

2019年0912 福祉新聞編集部
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左から吉中由紀・くらしサポート・ウィズ理事長、早川氏、村木氏、宮本氏、伊藤由理子・ 生活クラブ事業連合生活協同組合連合会常務理事、池本修悟・同ネット事務局長

 首都圏若者サポートネットワーク(宮本みち子運営委員長)は8月29日、厚生労働省で記者会見し、社会的養護で育った若者とその伴走者を応援する「若者おうえん基金」のキャンペーンについて発表した。同日からクラウドファンディングを活用した資金集めも開始した。

 

 同ネットは2018年に、社会的養護で育った子どもに寄り添って活動する伴走者を支援しようと設立。18年度は1300万円の寄付を集め、社会福祉法人やNPO法人など9団体に助成した。

 

 今回の寄付目標額は2000万円。生活クラブ生協で組合員カンパを募るほか、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」でも寄付を呼び掛ける。締め切りは11月15日で、その後は12月から助成先の公募を開始する。

 

 同日の会見で宮本氏は「社会的養護の子どもを支え続ける仕組みとしてスタートした。困難があっても独り立ちできるよう応援したい」と呼び掛けた。

 

 また、元厚労事務次官の村木厚子・同ネット顧問は、高齢分野は施設や在宅など多くのサービスがある一方、児童分野は支援の選択肢が少ない現状に疑問を呈した。その上で、「具体的に必要な支援ケースを集め、政策として政府に提案したい」と語った。

 

 早川悟司・子供の家施設長も「社会的養護で育った子どもの最大の課題は孤立だ」と指摘。子どもに寄り添う伴走支援が必要なのに、公的サービスがない現状を訴えた。

 

 

 

 

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