階段を楽に昇り降り 荷物を運んでくれるロボット、実証実験成功

2020年0123 福祉新聞編集部
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ロボットの開口部に荷物を入れる

 エレベーターがないアパートなどで荷物を運んでくれるロボット「アメーバゴーワン」の実証実験が12月5日、神奈川県藤沢市の市営住宅で行われた。慶應義塾大の青野真士准教授が代表を務めるベンチャー企業「Amoeba Energy」が開発し、実用化を目指す。

 

 ゴーワンは、全長約80センチで、重さ24キロ。傾斜が35度までの階段の昇り降りが可能で、6キロまでの荷物を運ぶことができる。材料や動きに柔らかさを生かしたソフトロボットに分類される。

 

 車輪はついておらず、独自に開発したスポンジ素材がついた四つのベルトをモーターで回して進む。人工知能(AI)技術を活用し、衝突回避の機能もある。

 

自動で階段を上がるロボット

 

 今回実験が行われた「渋谷ヶ原住宅」は全5棟で、最も古いものは築50年以上。住民の半数以上が高齢者であるため、買い物やゴミ出しでの階段の昇り降りが課題となっていた。

 

 実験では、2階の部屋の前でロボットにごみを入れ、遠隔操作で階段を1階まで下降。集積所まで来ると、自動でごみを下ろすことができた。

 

 青野代表は「どういう大きさの荷物を運ぶニーズがあるのか、さらに検証を重ね、2021年の製品化を目指したい」と話している。

 

 

 

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