地域共生社会に向け、加藤厚労大臣「福祉専門職に強い期待」 賀詞交歓会で

2020年0203 福祉新聞編集部
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あいさつする加藤厚労大臣

 政府が提唱する地域共生社会に関連し、加藤勝信・厚生労働大臣は1月23日、福祉専門職の集まる賀詞交歓会で「難しいのは制度の縦割りだ。横串にすることと同時に、専門職によるアドバイスが必要。皆さんがその機能を担ってくださることを我々も強く期待する」と話した。

 

 社会福祉士、精神保健福祉士といった福祉の国家資格を持つ人の職能や養成など15団体が加盟するソーシャルケアサービス研究協議会(白澤政和会長)が主催し、与野党の国会議員21人を含む約140人が参加した。

 

 白澤会長は「地域共生社会はまさにソーシャルワーカーがやってきたことだ」とし、2021年度から社会福祉士、精神保健福祉士の養成カリキュラムが新しくなることに触れ、「共生社会の要素が新カリキュラムに入っているかを確認しながら専門職としてリードしたい」と語った。

 

 超党派の国会議員による福祉専門職支援議員連盟会長を務める田村憲久・元厚労大臣も「福祉専門職の皆さんが求められる時代。地域共生社会とは何かと言えば、まちづくりそのものだ。そのメインプレーヤーが皆さんであることは間違いない」とエールを送った。

 

 なお、日本社会福祉士会、日本精神保健福祉士協会など4団体による「日本ソーシャルワーカー連盟」は同日、児童虐待防止のための新たな国家資格「子ども家庭福祉士(仮称)」を創設する動きに対し、反対する声明を発表。賀詞交歓会に参加した国会議員に配布した。

 

 白澤会長は「児童虐待の問題は専門職の責任が大きい。社会福祉士や精神保健福祉士がきちんとレベルを上げ、痛ましい事件が起こらない社会を何としてもつくりたい」と話し、出席した国会議員に理解を求めた。

 

 

 

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