厚労省からマスクが続々、喜びの声 今まで使い捨てを再利用していた福祉施設も

2020年0416 福祉新聞編集部
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届いたマスクを手にする愛生会職員

 厚生労働省が、全国の介護施設や障害者施設、保育所などに送付したマスクが、3月末から4月初旬にかけて全国の施設に届き始めた。

 

 政府の「新型コロナウイルス感染症に関する緊急対策」によるもの。現場でのマスク不足が懸念される中で、職員・利用者向けに再利用可能なガーゼマスク、布マスクが事業所ごとに届けられた。

 

 秋田県鹿角市で特別養護老人ホームや保育所などを運営する愛生会は、職員のマスクについて、備蓄を減らし過ぎないよう使い捨てを洗って消毒しながら2~3日使っていたという。

 

 愛生会の村木宏成副理事長は取材に対し「(口や鼻をすっぽりと覆う)サージカルマスクは、利用者に付き添って病院に行くときなどに主に使いたい。今回届いたマスクは施設内で活用していく」と答えた。

 

 東京都東村山市の村山苑は、救護施設、特別養護老人ホーム、保育所それぞれの事業所宛にマスクが届いた。相原弘子事務局長は「今のところマスクの備蓄は十分だが、いざという時役立つ」とした上で「消毒液もセットで支給してくれると、より衛生環境が保たれるのでは」と話した。

 

 2月末に緊急事態宣言を出した北海道では、全国に先駆けて厚労省から各施設にマスクが届いていたという。3月中旬から使い捨てマスクが届き始めたという札幌慈啓会。鈴木俊彦事務局長は「利用者用に再利用可能なマスクを支給しても、管理をするのは施設の職員。取り違えには十分注意する必要がある」と述べた。

 

 このほか、群馬県の三愛荘や、茨城県の愛友園、東京都大田区の大洋社、横浜市の訪問の家、浜松市の天竜厚生会、愛知県の和敬会、三重県の和順会、京都府のみねやま福祉会、岡山県のクムレ、長崎県のほかにわ共和国、宮崎県の日向更生センターなど、全国各地の社会福祉法人でマスクが到着したことが確認できた。

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