集団感染した老健に他施設から応援職員 札幌市老施協

2020年0612 福祉新聞編集部
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札幌恵友会の特養「たんぽぽの丘」でケアする市老施協の応援職員

 新型コロナに集団感染した札幌市の老人保健施設「茨戸アカシアハイツ」を運営する社会福祉法人札幌恵友会に、市老人福祉施設協議会の会員施設から介護職員が応援に入った。職員の3分の1近くが感染し、人材不足に陥った中での協力に対し、札幌恵友会の鶴羽佳子理事は「応援に来てくれて本当に助かる」と感謝する。

 

 札幌恵友会は、札幌市内を中心に18事業・サービスを行う。茨戸アカシアハイツは入所定員100人(うち短期入所7人)で、職員は68人いた。4月26日に最初の感染者が判明し、5月24日までに入所者71人、職員21人が感染した。1日時点では40人(感染者15人含む)が入所し、介護職員29人、看護師18人(2日現在)などが対応している。

 

 介護職員29人のうち、19人は札幌恵友会の他施設から移った人で、市老施協の応援は、人手不足になった特養などに入った。5月22日~6月6日に延べ9人が派遣され、その後期間が6月末まで延長された。応援に入った社会福祉法人札幌慈啓会の介護職員、佐藤雅彦さんは「自分がウイルスを持ち込まないように注意した。何か役に立てればという思いだった」と語った。

 

 応援は市老施協が呼び掛け、会員108施設中20施設が手を挙げた。加藤敏彦会長は「明日は我が身という危機感を持っている」と話した。

 

 応援職員に掛かる費用は国の新型コロナ対応の予算が充てられる見込みだ。

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