〈東日本大震災から10年〉子どもへの伝承が使命 旭が丘学園(宮城)
2021年03月30日 福祉新聞編集部
■社会福祉法人旭が丘学園(宮城)・菅原昭理事長
海岸から4キロほど離れた高台にあるため、津波の被害はありませんでした。床暖房など施設の設備に被害が出ましたが、幸いにも子ども(当時約70人)、職員(約40人)は全員無事でした。ただ、電気、水道などのライフラインが止まり、復旧までの1カ月弱の生活は本当に大変でした。
1階のホールに自家発電機で稼働させたファンヒーターを置き、全員がそこで生活しました。この間は職員総出で、子どもへの寄り添いはもちろん、川への水くみや訪れた支援者への対応などに奮闘してくれました。
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