「分かりやすく話して」 狛江で都知事選の演説会

2014年0127 福祉新聞編集部
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壇上の候補者の話に聞き入る人たち(前列、右から3人目が足利さん)

 分かりやすく話してくれて、都政を任せられそうな人は誰?

 

 2月9日投開票の都知事選を前に1月20日、知的障害のある人たちに向けた「わかりやすい演説会」が東京都狛江市で開かれ、約200人が参加した。狛江市地域自立支援協議会の主催で、5陣営が出席した。

 

 開催の背景にあるのは、昨年5月に成立した、成年被後見人の選挙権を回復させた改正公職選挙法。誰に投票するか自分で考えて決め選挙に行けるよう、具体的な支援策が課題となっている。選挙公報やテレビ、新聞の情報では内容が難しく、障害のない人と比べると判断に困る人が多いのが実情だ。

 

 そこで同協議会は、候補者に来てもらい、知的障害のある人に伝わるよう演説してもらう場を重視。社会福祉法人滝乃川学園(東京都国立市)が1981年から施設内で開いている「選挙のお話を聞く会」に学んだ。

 

 こうした場は、障害のある人が自分は主権者だと実感するだけでなく、政治家に障害のある人たちの姿を見て知ってもらう機会にもなるという。

 

 狛江の演説会には、宇都宮健児氏やドクター・中松氏は本人が、細川護煕氏は代理で妻の佳代子氏が出席。舛添要一氏は欠席したがメッセージを届けた。

 

 会場からは、各10分の演説を聞いて「障害者のイベントをやりますか」「原発のことが気になります」との質問や、「話が難しいです」との注文が出た。

 

 終了後、足利孝宏さんは「いい会をありがとうございます」と感想を話した。都知事選は必ず行くつもりで、人生で2度目の投票経験になるという。 

 

 

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