介護のDX推進人材を育成 VR・AR活用した教材開発も〈東日本国際大〉

2022年0414 福祉新聞編集部
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ロボットスーツの研修も充実させる=東日本国際大提供

 東日本国際大(福島県いわき市)は今年度、介護・福祉分野で介護ロボットやセンサーなどの導入や活用を推進できる人材を育てる「次世代介護福祉士育成プログラム」を実施する。学生が卒業後に介護・福祉現場のDX(デジタル・トランスフォーメーション)の牽引役となれるようにする。

 

 具体的には熟練した現場職員の体の使い方や目線を最新の生体指標測定技術(筋電図、モーションキャプチャ、アイトラッキング)で計測し、具体的にデータで示す。これまでの経験に頼りがちな指導に比べてより理解や介護技術の習得が進むとする。

 

 以前から行ってきたロボット研修も充実させる。ロボットスーツの機種を拡充するとともに、排せつ予測などのセンサーを使って利用者の状態をデータで把握し、サービスの質の向上に生かせるようにする。

 

 また、適切に介護技術や介護ロボットなどの利用方法を身につけられるよう、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)を活用した教材の開発などにも取り組む。

 

 プログラムは文部科学省の「DX高度専門人材育成事業」に採択されており、7313万円の補助金を受けて行う。地域の関係団体とも連携して取り組み、他産業に比べて遅れている介護・福祉分野のDXを推進する。

 

 同大高等教育研究開発センターの関沢和泉・副センター長は「DXというと非人間的なイメージだが、うまく活用すれば安全な職場づくりにつながる。現場のDXを進め、地域の介護・福祉の充実につなげたい」と話している。

 

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