見守りセンサー導入で昼寝中の事故防止強化〈横須賀市公立保育所〉

2022年1019 福祉新聞編集部
昼寝中の園児にセンサーを付ける保育士=横須賀市提供

 神奈川県横須賀市は10月、市立の保育所とこども園(計8施設)に昼寝をしている園児の体の向きなどを感知する見守りシステムを導入した。これまでの保育士による5~10分間隔の目視、触診と機器の見守りによる〝ダブルチェック〟で、昼寝中の事故防止を強化したい考えだ。

 

 このシステムの利用は0歳から満2歳児までが対象。昼寝中のこどもの服のお腹部分に円形のセンサー(直径約3センチ)を取り付けると、体の向きなどが専用のタブレット端末に表示される。20秒間の体動停止や60秒間うつぶせになった場合、画面が切り替わり警告アラートが鳴る仕組みだ。

 

 同市立武山保育園の新倉幸子園長は「保育の安全性強化につながる。ただ、センサーを導入しても、保育士による観察、触診の重要性は変わらない」と気を引き締めた。

 

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