5月22日は「ほじょ犬の日」 使用者ら首相に周知要請

2014年0602 福祉新聞編集部
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安倍首相を訪ねた松本さん、西澤さん、深谷さん(左から)
安倍首相を訪ねた松本さん、西澤さん、深谷さん(左から)

 

 「5月22日は『ほじょ犬の日』です」。

 

 身体障害者補助犬の使用者らは5月22日午前、官邸に安倍晋三首相を訪ね、「ほじょ犬の日」や身体障害者補助犬法の周知などを要請した。同席した尾辻秀久・元厚生労働大臣は同日午後、衆議院議員会館でのシンポジウムで「安倍首相はできるだけの力添えをすると約束してくださった」と報告した。

 

 訪問したのは盲導犬使用者の深谷佳寿さん、介助犬使用者の西澤陽一郎さん、聴導犬使用者の松本江理さん。補助犬の育成費助成の拡充、介助犬・聴導犬訓練事業者の実態調査も要望した。

 

 身体障害者補助犬を推進する議員の会(会員73人)の尾辻会長ら国会議員が同席した。

 

 身体障害者補助犬法は2002年5月22日に成立。議員の会はこれにちなんで5月22日を「ほじょ犬の日」とし、日本記念日協会が登録した。

 

 補助犬法は補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)を同伴する障害者の受け入れ拒否を禁じ、良質な補助犬を育成することが狙い。しかし、成立から12年たった今も同伴拒否がなくなっていない。

 

 同日午後、東京のJR有楽町駅前での募金活動に参加した聴導犬使用者の安藤美紀さん(45=大阪府)は「全国的に有名な喫茶店やファストフード店でも拒まれる」と嘆いた。

 

 厚生労働省によると、現在の補助犬の実働数は盲導犬が1013頭、介助犬が73頭、聴導犬が56頭。同法施行直後に比べていずれも増えている。

 

 議員の会は障害のある人を含め、国民の間で補助犬や補助犬法が十分に認知されていないと判断。20年の東京オリンピック・パラリンピック開催までに周知を図り、海外からの障害者の受け入れ体制を整える方針だ。

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