国全体で福祉レベル向上へ ヘニー・L(インドネシア)

2014年1222 福祉新聞編集部
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へニー・L 小学校「Cikal」学生サポートセンター(インドネシア)

 インドネシアには、虐待やストリートチルドレンといった子どもの問題のほか、障害者、貧困などさまざまな福祉の問題があります。これらを担当するのはインドネシア社会省ですが、NGOも大きな役割を担っています。国のサポートがあまりないため、NGOが寄付をもとにさまざまな福祉サービスを提供しているのです。

 

 そうした中、福祉に関係する人が正しい援助技術を理解した上で、福祉サービスを行うよう、2012年からソーシャルワーカーの資格試験が始まりました。国もかかわる「インドネシアソーシャルワーカー認定機関」という組織が1年に1回実施します。

 

 受験資格は ①大学で福祉の勉強をした ②60時間の福祉の研修を受けた ③3年以上福祉の仕事をしている——こと。試験内容は ①小論文(実践と理論について)②筆記試験(福祉の役割や規則など)③面接試験(仕事や小論文の内容について)があります。

 

 社会省によると、12年11月から13年10月までに、347人が試験を受け、121人が合格しました。

 

 14年7月には私も試験を受け、何とか合格することができました。資格を取ろうと思ったのは、これまで自分が大学で学んだことが、国が定める福祉サービスのレベルに達しているかを確認したかったからです。

 

 また、資格を取ることで、医師などと同様に専門職として認められる必要があると思っています。

 

 13年時点でインドネシアには、介護士も含めて福祉にかかわっている人が40万人ほどいます。ソーシャルワーカーの資格ができたので、今度は介護士の資格も必要だという意見もあります。国全体で福祉の基準を向上させることが今、とても重要なのです。

◆ ◆ ◆

 
へニー・L 氏 = インドネシア大学を卒業した後、インドネシアの小学校「Cikal」の学生サポートセンターの職員として、障害児の学習支援や関係者との連絡調整などを行う。全国社会福祉協議会・国際社会福祉基金委員会アジア社会福祉従事者研修事業第29期生。2012年度の日本滞在中は、社会福祉法人みねやま福祉会などで研修を受けた。

 

 

 

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