子どものグループホームをバックアップ 東京都がサテライト型設置へ

2015年0226 福祉新聞編集部
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 東京都は2015年度から、グループホーム(GH)などをバックアップする「サテライト型児童養護施設事業」を独自に始める。中堅の児童指導員のほか心理士と事務職員を配置し、GHなどの職員や子どもらを支援する。

 

 都は15年度予算案に3カ所分の4200万円を計上。職員の配置経費と事務所の賃貸料、開設準備経費(初年度のみ)で1カ所当たり1400万円程度になる。

 

 親と暮らせない子どもが家庭に近い環境で暮らせるよう、国は児童養護施設のケア単位の小規模化や里親委託の推進を図っている。その一環で増設を進めている地域小規模児童養護施設(GH)は地域の住宅などで6人までの子どもが暮らす。

 

 GHは少人数で暮らすことで子どもが落ち着くなどの効果がある一方、職員体制から一人での勤務が多く、悩んだ時に相談できず、抱え込むなどの課題がある。人材育成の面でも困難がある。

 

 GHは本園の支援を受けることになっているが、距離が遠いなどの理由で十分でない。 東京都の担当者は「家庭的養護を進めるとともにGHなどのデメリットの解消に向け、後方支援をしていきたい」と話す。

 

 サテライト型の必要性は学識経験者らが委員を務める都の児童福祉審議会が14年10月に提言した。GHの支援のほか、退所した児童や地域の子育て支援についても付加機能として検討すべきだとしている。

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