「母国の福祉に生かしたい」 アジアの研修生が帰国

2015年0306 福祉新聞編集部
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左からサニアさん(インドネシア)、プラディープさん(スリランカ)、 グレースさん(フィリピン)、王さん(台湾)、李さん(韓国)

 日本とアジアの福祉現場で働く人たちのネットワークをつくる「アジア社会福祉従事者研修」の修了式が2月18日、都内で開かれた。全国社会福祉協議会(斎藤十朗会長)の主催。

 

 31期目となる今年度は、アジア5カ国の福祉現場で働く人が2014年3月に来日。日本語の研修や、全国の社会福祉法人での実習などのプログラムを行った。

 

 開会にあたり、斎藤会長は1年間の労をねぎらいながら「職場だけでなく、自国の福祉のリーダーになるよう頑張っていただきたい」と激励。何かあった時には皆で力を合わせようと呼びかけた。

 

 続いて、研修生が一人ずつ1年間の成果を報告した。

 

 李政恩さん(韓国)は、さまざまな福祉の現場を見ることができ希望通りの研修だったと振り返りながら、「これからも日本の福祉施設と交流したい」と話した。研修で日本への理解が深まったという王思芸さん(台湾)は、「視覚障害者による演奏会を見て、皆が自信を持っている姿に感動した」と述べた。

 

 グレースさん(フィリピン)は、専門である養子縁組と里親制度が学べて良かったと強調し「帰国して新しいプログラムを作りたい」と抱負を語った。児童養護施設で働くプラディープさん(スリランカ)は、「学んだ知識を生かして、母国の社会福祉が良くなるように頑張りたい」と決意を述べた。

 

 また、サニアさん(インドネシア)は研修を通じ、母国で行いたいアイデアがたくさん生まれたという。「成長するために一生学び続けたい」と語った。

 

 これまで研修に参加したのは、アジア8カ国から約147人。必要な渡航費や生活費などの費用は、国際社会福祉基金委員会(高岡國士委員長)が負担しており、財源は全国の福祉施設などからの寄付で成り立っている。

 

 

 

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