介護福祉士試験で実技免除のミス 試験センター理事長を処分へ

2015年0427 福祉新聞編集部
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150323厚労省

 厚生労働省は17日、2013年度の第26回介護福祉士国家試験で、福祉系高校を卒業して実務者研修を終えた受験者6人を実技試験の免除対象と勘違いし、筆記試験のみで合格させていたと発表した。試験の実施機関である社会福祉振興・試験センターのミスだったとした。

 

 6人のうち3人は3年以上の介護の実務経験があり、別ルートの要件を満たしたため合格を取り消さない。残り3人は実技試験の代わりとなる介護技術講習会の受講後に正式な合格とする。3人の受講費用は同センターが負担する。同センターは、理事長と常務理事を減給処分とする方針だ。

 

 同センターは、福祉系高校卒業者が実務者研修を修了することはありえないと認識。同研修修了証明書のある受験者は自動的に実技試験免除になるよう電算システムを設定していたという。

 

 介護福祉士の資格取得方法をめぐっては、今国会で改正法案が審議される。試験の実施機関である同センターですら正確に把握できないほど複雑な資格取得方法に、改めて批判の声が上がりそうだ。

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