新型肺炎の影響で障害分野の研修会が中止に 兵庫県ではネットで学ぶリーンオンミーを活用(PR)

2020年0330 福祉新聞編集部
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プログラムは200種類ほど。スマホからも視聴できる

 

 新型肺炎による福祉現場への影響が日に日に大きくなっている。職員の資質向上のために行っている研修会の中止も続出。そこでインターネットを通じて障害分野のさまざまな研修を受けられる取り組みを開始した地域もある。

 

 「2月以降、すべての研修は中止。現場の危機感は高いですよ」――。兵庫県知的障害者施設協会の松端信茂会長は新型肺炎の影響についてこう話す。 

 

 

松端会長

 

 

 1963年に設立された同協会は、兵庫県内で障害者支援施設を運営する220法人が加盟。松端会長も社会福祉法人陽気会(神戸市)の総合施設長を務める。同協会は年間を通して職員向け研修会を開いているという。

 

 3月には社会福祉法人北摂杉の子会(大阪)が2日間にわたり、強度行動障害の研修を行う予定だったが中止に。そこで提携したのが、ネットを通じてさまざまな障害福祉事業所向けのプログラムを提供する「Lean on Me(リーンオンミー)」(志村駿介社長)だった。講座の中に、北摂杉の子会による講座もあったことが決め手だったという。

 

 2014年創業の同社は、障害分野に特化した200講座を独自に作成。権利擁護や虐待防止など専門講座のほか、新卒者向けのマナー講座や、中間管理職向け事業計画書の作成講座などもあり、対象は幅広い。また、知的障害のある当事者が出演するなど、より実践に近い支援方法が学べるという。

 

 講座は1回当たり3~15分程度。小テストもあり、管理者は職員の進展状況を確認できる。志村社長は「非常事態の中で、現場の不安やストレスは計り知れないと思う。この状況が少しでもポジティブになるよう動画で学び、日ごろの支援について振り返る機会になれば」と話す。ニーズがあれば他の地域でも対応したいという。

 

 通常、利用者数に応じて月額費用がかかるが、今回の提携により兵庫県内の会員施設は4月末まですべての講座を無料で受講できる。

 

 同協会にはこれを契機に、支援の質の底上げにつながればとの期待もあるという。松端会長は「新型肺炎で先を見通せない中でも支援の質を高められるよう、新年度に向けて先駆的な取り組みをどんどん取り入れたい」と話している。

 

◆リーンオンミー 電話番号072・648・4438

https://leanonme.co.jp/

 

 

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