【機器導入物語④】環境に合わせて選ぶ

2014年0303 福祉新聞編集部
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つり具の選定をする「ノーリフターズ」のメンバー

 「選定はやり出したらきりがない。使い勝手が悪いと使われなくなる。環境に合わせ導入しないといけない」。抱え上げない介護を徹底する方針を決めた特別養護老人ホーム「日の出ホーム」で10月17日に導入するリフトとつり具が決まった。

 

 選定は、作業療法士の森谷陽一さんら「ノーリフターズ」が担当。7月から資料などを集め、8月からリフトメーカー3社に施設に来てもらい、実際に試用しながら選定した。

 

 幹部職員に方針を伝えた9月6日の時点では、32台のリフトを導入する計画だったが、利用者の入れ替わりや使用方法の再検証などを通じ、決定時には40台に変更された。

 

  機種は、浴室などで使っていて扱い慣れている㈱竹虎と、職員から評判が良かったリコ社(代理店=シーホネンス㈱)が候補に挙がっていたが、価格、使いやす さ、安全性、つり具との相性、保守契約内容などを総合的に勘案した結果、リコ社の天井走行式3台、据え置き式15台、床走行式1台と、明電興産㈱の据え置 き式21台を導入することに決まった。

 

 つり具はリコ社に統一。300種の中から頭部まで包み込むハイバックなど形状やサイズの違う9種類を選び、利用者に合うタイプを使うことにした。大量購入により、リフト・つり具とも定価より大幅に値引きされた。

 

  「リコ社はハンガーを付け替えることで体の大きな人の移乗も安全にできる。職員の評判も良かった」「明電興産は価格が安かったし、リフトの移動や設置が楽 にできる。国内メーカーに頑張ってもらいたい気持ちもある」と選定理由を語る森谷さん。ヤマ場を越えた安堵の表情が浮かんでいた。

 

 

 

 

 

 

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