「面」で支える子育て支援
高橋紘・至誠第二保育園顧問

2012年1217 福祉新聞編集部
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 子育て支援・保育の啓発活動の一環として、28年前から続けてきました「日野市保育まつり」は、今年も11月17日㈯に東京都日野市民会館(日野煉瓦ホール)で開催されました。

 

 保育まつりは、日野市社会福祉法人立保育園連合会が、保育園への認識を市民の方々に一新していただくために始めたもので、民間主導の保育まつりは、全国でも珍しいと自負しております。そもそも昭和60年臨時教育審議会で幼児教育の在り方が論議されていたころでした。当初は7保育園でスタート、今年は16保育園・分園が参加しました。

 

 当初の内容は、子育ての講演会やシンポジウムなどでしたが、次第に、園児の保護者の方々に、保育園活動を再認識していただくプログラムへシフトし、会場も大ホールへと変更してきました。

 

 今年の保育まつりは①児童の作品展示、手作りおもちゃの製作・遊びコーナーなど②保育士、看護師、栄養士、園長の保育・育児相談③会員保育園紹介、保育施設の利用案内、育児のヒント、栄養・保健のヒントといった資料集(120㌻)の発行④各保育園園児の演技とアトラクションや幕間には栄養士、看護師などによる育児講座を含むステージ−四つの柱で構成しました。

 

 園児の作品、ステージの演技などを通じて、子どもたちの成長、発達の様子を見ていただき、保護者の方に子育ての自信をつけていただくことは当初からの狙いでしたが、市内の各社会福祉法人立保育園の職員が役割分担し共同作業を進めることで、園の個性を大切にしながらも、共存共栄を図り、学び合いによるレベルアップを図る狙いもありました。

 

 そして共通の問題が起きた時は連携し、共同で取り組む基盤作りにもなっております。今回のまつりでも、繰り広げられた遊戯などにしても内容が充実、見事な出来栄えでした。共同で取り組んだ成果の表れでした。

 

 法人立認可保育園の連携で地域の保育力の向上・充実を図っている姿を直に見ていただき、子育て支援サービスが「点(園)から線(隣接園)、そして面(連合会・市内ネットワーク)」へ広がっている様子を知っていただけたのでは、と思います。

 

 また、保育まつりを通じて、保護者に保育情報と、それぞれの保育園の特徴を知っていただき、社会福祉法人立保育園の良さを認識していただけ、子育ての素晴らしさ、子育ての楽しさを共有することができたと思います。

 

 「子育てしやすいまち日本一」を目指す市と共に「ひのっ子すくすく」プラン(次世代育成支援行動計画)に参画しております。日野市の特徴を盛り込みながら、「ひのっ子」が日野の地域ですくすく育ち、成長した後には「生まれ育った日野で子育てを」が、狙いです。保育事業の継続・発展のみならず、ひいては少子化の歯止めにつながる希望が持てるプランとして取り組んでおります。

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