水準原点標庫 

2013年0812 福祉新聞編集部
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 日本水準原点は、千代田区永田町1丁目1番地の憲政記念館構内にある。標高は東京湾の平均海面を基準に表される。

 

   原点は当初24・5㍍だったが、関東大震災の地殻変動で地点が沈下し24・414㍍に改定された。さらに2年前の3月11日に発生した東日本大震災によって24㍉沈下したため、原点標高は24・39㍍に改定された。

 

   現在は神奈川県三浦市の油壺験潮場の潮位観測と原点水準測量によって水準を定めている。この地はかつて参謀本部のあったところで、参謀本部の外局で内外の地理、地形の測量にあたった陸地測量部の跡地である。

 

   標庫は1891(明治24)年に竣工した。設計者は佐立七次郎で工部大学校第一期生。ローマ風神殿建築を模した明治期の数少ない洋風建築として貴重なものである。東京都指定の有形文化財。

 

   なお日本経緯度原点は、国土交通省狸穴分室の一角、港区麻布台2丁目18番にある。(松)

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