ビルの屋上で野菜を収穫 若者が集うミニ農園(青森)
2016年08月24日 福祉新聞編集部
ここは青森県八戸市十三日町にあるビル(3階建て)の屋上。丸太で囲まれたミニチュア農園「13ファーム」(縦約2・5㍍、横約3・5㍍)で15種類の野菜が育つ。若者らが集うホットな空間だ。
ビルには社会福祉法人「ユートピアの会」が運営する障害者のグループホームなどが入っている。屋上の有効活用を、と同会や若者の就労・自立を支援するNPO法人「ワーカーズコープ」(本部=東京)、地元の十三日町商店街振興組合が協力し2014年4月、町名にちなんだ名を付けて開園した。
防水シートの上に敷く砂利、約2㌧の土やプランターを若者らがエレベーターのない屋上まで運んだ。農家の指導で施肥し、雪のない春から秋にかけ、枝豆、ミニトマト、キュウリ、ニラ、ナス、カブなどを栽培。若者らが水をやり、収穫して食育セミナーで使ったり、家で食べたりするという。
世話役を務めるワーカーズコープの俵山悟さん(28)=八戸・階上地域福祉事業所長=は、「地方都市でも土に触れる機会は減っている。就労を目指す若者や障害者が外へ出て土をいじり、社会とのコミュニケーションを取れるようになれば」と話している。
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