犬用鮫ジャーキーはいかが 障害者と漁師の「水福連携」で新商品

2017年0224 福祉新聞編集部
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左から新商品の「乾燥あかもく粉末」「乾燥あご粉末」「犬用鮫ジャーキー」

 障害者が漁師と協働して海産物を加工販売する「水福連携」に取り組むNPO法人ライヴ(大田百子理事長、鳥取県米子市)は1・2日、新商品のサンプル配布と試食会をJR新橋駅前(東京都港区)の同県アンテナショップで行った。

 

 新商品は「乾燥あかもく粉末」「乾燥あご粉末」「犬用鮫ジャーキー」。すべて天然物で無添加。粉末の大きさや袋詰めの量は注文に応じて販売する。

 

 あかもくは海藻の一種で漁師が素潜りで取る。ワカメより食物繊維が多く、軟らかいのと粘りが特長。試食した来客からは「あかもくを知らなかった」「どんな料理があるの」などの感想があった。

 

 新商品は地域課題の解決に向けた事業として、県の補助を受け開発された。

 

 協働する御崎漁港(同県大山町)は水揚げ量の減少、漁師の高齢化などの課題があり、未利用資源のあかもく、あご、鮫を有効活用することで漁港の活性化につなげる。

 

 一方、障害者就労の面では、同港内の水産加工所で八つの事業所がローテーションを組んで働く。作業は下処理、乾燥、粉砕、袋詰めなどで特別な技術はいらず、海に触れることで利用者の精神的な安定にもなる。これまで延べ1000人以上の利用者が携わった。事業は就労継続支援B型で、時給は一律500円。

 

 1・2日に店頭に立ったライヴ利用者の本池友直さんは「大変だけどお客さんに喜んでもらえる」と話し、漁師の中村一好さんは「取った海産物を商品にしてもらうと励みになる」と期待する。

 

 今回の事業についてライヴの長光文一郎・事務長は「障害者施設、漁協、県など関係機関の3者が連携する事業として全国モデルになる可能性も秘めている」と話している。

 

店頭で新商品をすすめる本池さん(右)

店頭で新商品をすすめる本池さん(右)

 

 

 

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