白杖「SOS」知ってますか 都電荒川線をラッピング電車走る
2017年12月13日 福祉新聞編集部
視覚障害のある人が、白杖を高く掲げて困っていることを知らせる「視覚障害者SOSシグナル」。このイラストを車体に貼り付けた東京さくらトラム(都電荒川線)の電車が、1日から走り始めた。シグナルを多くの人に知ってもらうのが目的で、豊島区盲人福祉協会(市原寛一代表)の働き掛けにより実現した。ラッピング電車は、早稲田~三ノ輪橋駅間を約6カ月間走り続ける。
シグナルは、視覚障害者が持つ白杖を30センチ程度高く上げることで、周囲に助けを求めていると知らせるもの。同協会のキャラクター「点ブロくん」を車体側面に表記し、ドアの開閉により白杖を上げ下げしているように見える工夫をした。
市原代表は「2020年には東京パラリンピックが開催される。多くの人にシグナルを知ってもらい、視覚障害者が困っていたら助けてもらえるような文化をつくっていきたい」と期待を寄せた。
同協会ではこのほかに、ラッピング電車をデザインした缶バッジの配布やホームページでの情報発信などをしていく予定。
(福祉関連書籍)
決断。全盲のふたりが、家族をつくるとき (単行本)
posted with amazlet at 17.12.08
大胡田 誠:大石 亜矢子
中央公論新社
売り上げランキング: 17,620
中央公論新社
売り上げランキング: 17,620
生まれてくれてありがとう: 目と鼻のない娘は14才になりました
posted with amazlet at 17.12.08
倉本 美香
小学館
売り上げランキング: 1,168
小学館
売り上げランキング: 1,168
この地獄を生きるのだ うつ病、生活保護。死ねなかった私が「再生」するまで。
posted with amazlet at 17.12.08
小林エリコ
イースト・プレス (2017-12-07)
売り上げランキング: 1,707
イースト・プレス (2017-12-07)
売り上げランキング: 1,707