農福連携ディナーショー 自然栽培の野菜を一流シェフが料理

2017年1222 福祉新聞編集部
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あいさつする佐伯代表理事(マイクを持つ人)

 障害のある人たちが農薬などを使わない自然栽培の手法で育てた農作物を一流シェフが料理して提供するディナーショー「ALL ATHLETE DREAM DINNER」が11月30日、東京都港区の八芳園で開かれ、300人が参加した。一般社団法人「農福連携自然栽培パーティ全国協議会」(佐伯康人代表理事)の主催。

 

 同協議会は全国の障害者施設で、無農薬・無肥料で野菜や米などを育てる農福連携の活動をしており、現在90団体以上が加盟している。今回は2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、海外にアピールしようと初めて企画。会場には、パラバドミントンの豊田まみ子選手や、ブラインドサッカーの落合啓士選手のほか、サッカー元日本代表の高原直泰さんも参加した。

 

 開会にあたり、佐伯代表理事は「福祉と農業というマイナスとマイナスをかけ合わせることで、世界を目指したい」とあいさつ。東京オリパラ組織委員会顧問の三國清三シェフが監修した、自然栽培の野菜中心のコースメニューが並んだ。

 

 

 ディナーショーには塩崎恭久・前厚生労働大臣や、蒲原基道・厚労事務次官、瀬戸薫・ヤマト福祉財団理事長も出席。塩崎氏は大臣時代に農福連携を広めた際のエピソードを披露し「東京大会では世界のアスリートに自然栽培で作った新鮮な野菜やお米を食べていただきたい」と語った。

 

 八芳園によると東京オリパラ決定後、海外から国際会議などのオファーが増えており、ベジタリアンやビーガン、アレルギーへの配慮が不可欠だという。総支配人の井上義則・取締役専務は「食もさまざまな人に配慮するバリアフリーでなければ国際イベントはできない時代。障害のある人が自然栽培で育てた野菜は世界に対する大きなPRポイントになる」と話している。
     

 

 

 

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