リハビリ通うほど「通貨」もらえるデイケア 貯めて ヘッドスパやマッサージに

2018年0622 福祉新聞編集部
    • このエントリーをはてなブックマークに追加
1回100ベーネもらえるリハビリ

 広島市安佐北区の社会福祉法人三篠会の老人保健施設「白木の郷」(平田和也施設長)に併設された通所リハビリテーション事業所「白木の郷デイケア」では、施設内通貨「ベーネ」を利用者の意欲向上や稼働率アップに役立てている。

 

 

施設内通貨のベーネ

 

 デイケア(定員35人)は、2000年にデイサービス事業所として開所した。しかし稼働率が上がらず、平均利用者は10人程度。そこで事業を見直し、各種機器をそろえ、個々の身体状況に応じたリハビリができるデイケアに転換した。

 

 施設内をおしゃれな南欧風の空間に改築。利用者が喜んで来所し、楽しみながらリハビリしてもらえるようにプログラムの充実も進めた。

 

 その一環として13年に導入したのが、社会福祉法人夢のみずうみ村(山口県)で行われていた施設内通貨だ。「リハビリは楽しんでやらないと長続きしない。ベーネとはイタリア語で『元気』の意味。リハビリを通じて元気になってほしい」と平田施設長は話す。

 

 来所すると200ベーネ(B)、作業療法士が定めたリハビリをすると1回100Bもらえるなどルールが決まっている。カジノや仮想の株売買で増やすこともでき、レクリエーションとしても使われている。

 

 貯まったベーネは、ヘッドスパ(2000B)やマッサージ(1500B)などのサービス、フラワーデザイン教室などの講座(1000B)、サークル活動(500B)の参加代、飲料代などに使える。

 

 ベーネを貯めれば、いろいろなサービスを受けられるとあって利用者の意欲は向上。デイケアの参加者も平均30人を超えるなど稼働率アップに役立っている。特に男性の参加が増えているという。

 

 現在、ベーネで利用できるのは4講座、6サークル、17サービスなど。「利用者に楽しんでもらえるようにヘッドスパやネイルの技術習得など職員が前向きに取り組んでくれている。利用者は平均17万3000B持っており、メニューを充実するのが今後の課題」と平田施設長は話している。

 

 

 

(福祉関連書籍)

 

ケアマネジャー基本問題集’18 上巻: 介護支援分野
晶文社
売り上げランキング: 1,601

 

医療福祉総合ガイドブック 2018年度版
医学書院
売り上げランキング: 3,875

 

    • このエントリーをはてなブックマークに追加